ARK Initiative

私は学生時代にも外国語を学ぶことに大きな喜びを感じていました。初めての外国語であるラテン語を学んだときにも、異なる言語が最も多様な手段で人間を囲む現実を表現することは、非常に魅力的で刺激的だと感じました。 14歳の時、外国語の教科書や文法書を集め始めました。この情熱は今でも続いています。

この興味をもとにして、ハイデルベルクのルプレヒト・カールス大学で日本学、中国学、アッシリア学、古典インド学を勉強し、最終的には日本学と古典インド学の修士号を取得しました。 大学の時も、大学の講座や自習でもっと外国語を学びたいと思っていました。特に、先住民族や少数民族の言語に興味を持っているようになりました。 こうして私は、北日本の先住民族の（絶滅の危機に瀕している）言語であるアイヌ語を学ぶことになりました。私は独学でアイヌ語の文法を学び、最終的にはアイヌ語の叙事詩の口承文学をテーマに博士論文を提出しました。

2017年には、イェール大学でポスドク兼講師として1年間過ごし、アイヌの研究と教育に専念し続けました。 2018年の春にイェール大学で行われたアイヌに関するワークショップで、参加者にアイヌ語の基礎を教えたことをきっかけに、学ぶことや教えることへの情熱を一人でも多くの人と共有したいという思いが芽生えました。 そこで、日本語の文法を紹介するYouTubeチャンネルを開設し、そこから言語学習アプリのアイデアが生まれたのです。この地球上の文化的、言語的な多様性を維持し、人々が言語を習得しやすく、さらには異文化への鍵を得ることができるよう、私の仕事で貢献することが最大の望みです。